HIKO’s HAIR MAGAZINES Vol.74☆ ーパーマ編㉓ー - HIKO’s HAIR MAGAZINES
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HIKO’s HAIR MAGAZINES Vol.74☆ ーパーマ編㉓ー

こんにちは!


今回は、


『2剤それぞれの特徴』

を書いていきます。


2剤には、


①ブロム酸(臭素酸ナトリウム)

②過酸化水素


の2つがありました。



この2つの特徴としては、


①ブロム酸(臭素酸ナトリウム)

・酸化力は強くなく、放置時間は長め

・反応後に塩が生成され、パリッと引き締まった質感になる

・上記の様な特徴から、弾力が欲しいカールスタイル向け


…基本的には過酸化水素ほど強い酸化力がなく、「反応には十分な放置時間(最大15分ほど)をとる」必要があります。



②過酸化水素


・酸化力は強く、放置時間もブロム酸と比べ短め


・反応後には水だけが残り、柔らかくしなやかな仕上がりになる


…この過酸化水素は手早く酸化させるのに向いていますが、「中間水洗が不十分で1剤のアルカリ剤が残っていると過酸化水素がアルカリ剤により分解され脱色作用をもつようになり、髪の毛を少し脱色させる」事があります。


2つの2剤にはこのような特徴があります。


ちなみに臭素酸塩2剤と過酸化水素2剤を混合すると過酸化水素により臭素酸塩が分解し、有毒な臭素ガスが発生し危険なのでやってはいけません。



1000%では、基本的にカーリング剤にはブロム酸の2剤しか扱っていません。
ブロム酸の特性をしっかり把握できる良い機会になれば、と思います。


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では。
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Category: HIKO’s HAIR MAGAZINES
Published on: Fri,  22 2021 08:13
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